ココロが変わる!
腸活・酵素ファスティングGuide
「大腸活」=大腸の腸活
「腸」は小腸と大腸で構成されています。
大腸のための「大腸活」の目的は「大腸の働きをUpすること」です。
大腸の働きをUpするための「大腸活」はズバリ!「腸内環境=腸内細菌を調えること」
腸内細菌は腸内環境を左右しますが、大腸のみに存在しています。
その大腸だけに住む菌「腸内細菌」が、大きく3つに分類されることはご存じですか?
①善玉菌
②日和見菌
③悪玉菌
の3分類。
この大腸菌のバランスを整えるのが「大腸の腸活」。
3種類の菌のBestBalanceは「善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:1:7」
3種類のバランスは、食生活が大きく左右します。
菌も生き物のため、食するものが必要で、食した物で存在が変化しますです。
大腸の状態は、便通やガスなどで目視&感じることが出来ます。食べてから便になるまで、24~72時間と言われているため、比較的、大腸の様子はわかりやすい。
でも、小腸の状態は、消化・吸収し、各細胞や臓器に運ばれて初めて分かるので、「腸活」の効果を感じにくくなります。
そのため、現状、分かりやすく取り入れやすい「腸(腸内細菌)にイイもの食べる」=「腸活」になっているのです。
3種類ある腸内細菌は、それぞれ1つ(1種類)の菌というわけではなく、様々な種類が存在し、多様性に富んでいます。
各種類は働きも異なるため、アレルギーや肥満体質やうつ病、糖尿病などの疾患との因果関係も明らかになってるため、多様性に富んでいるほうが良いとも言われています。
それぞれの菌は「群=フローラ(叢:そう)」を形成しているます。そのまとまった状態を「腸内フローラ(腸内細菌叢:ちょうないさいきんそう)」と表現しています。
「腸内細菌」の多様性は個人差も大きく、菌自体が多数存在するのと同時に、群(叢)の大きさも異なります。
日々の食生活に関係するため、個人差だけでなく、人種でも異なり、更には胎児期の母親の腸内細菌からも影響を受けるとも言われています。
現代人は、食事情(内容や時間など)やストレスなどで腸内フローラバランスを崩しがちです。
バランスのキーとなる菌は「日和見菌」です。
日和見菌は、腸内環境により、優勢な方に変化する性質があります。
なので、善玉菌のエサとなるものを取り入れて、善玉菌を増やすことで、日和見菌は善玉菌を加勢します。
でも、食生活習慣やストレスにより善玉菌の存在が少なくなると、悪玉菌優勢となり、日和見菌は悪玉菌に加勢します。
よって腸内環境が悪くなるのです。
でも、悪玉菌がゼロが良いとは限りません。悪玉菌は、肉類などの動物性タンパク質を分解する働きを持ちます。
便として処理排泄するという動物性たんぱく質を摂取する私たちにとってなくてはならないものです。
皆さんが日ごろ行っている(メディアが進めている)「腸活」が「食べ物」に特化するのは、こういった理由からです。
善玉菌を増やす食材・食事
善玉菌を増やす食材として代表的なおススメ食材が、
①「発酵食品」
②「オリゴ糖」
③「食物繊維」
です。
①「発酵食品」
幸いなことに、日本には多くの発酵食品があります。
〈調味料〉
・味噌・醤油・麹
〈食品〉
・お漬物・納豆・かつお節・くさや・へしこ・なれずし・塩辛・チーズ・ヨーグルト
など。
発酵食品には、歴史があります。
日本人の消化に適していたためカラダの進化に寄り添い、現在にも継承される食品です。
更に、胎児期の母親の腸内細菌が関係していることを考えると、生まれ育った土地の物が適している(身土不二)と言っても過言ではありません。
腸内細菌は多様性に富んでいることも必要です。
日本人の消化に合った日本固有の発酵食品は、各地に存在します。
まずは日本人のカラダに合う日本のあらゆる各地の発酵食品をメインに食してみることから始めてみるのも良いかもしれません。
②「オリゴ糖」
オリゴ糖の中でも、フラクトオリゴ糖は機能性表示食品として、お通じに良いと言われるビフィズス菌を増やし、おなかの調子を整えることが報告されています。
〈オリゴ糖が多い食べ物〉
・大豆などの豆類・たまねぎ・ ねぎ・ごぼう・にんにく・アスパラガス・ブロッコリー・カリフラワー・アボカド・バナナ
など
〈フラクトオリゴ糖が多い食べ物〉
・ゴボウ・タマネギ・トマトなどの野菜やバナナ・モモ・スイカなどの果物
発酵食品同様、日本由来の食材を中心に摂ることをおススメします。
③「食物繊維」
食物繊維は、野菜や果物、海藻類に多く含まれています。
特に海藻類の食物繊維含有量は優秀。
わかめ、昆布、海苔、ひじきは常備品の方も多いはず。
寒天の元になるてんぐさも優秀です。
山の幸、こんにゃくや山菜類にも多く含まれています。
海と山の国、日本。
腸を調える食材は豊富です。
食材・食事の注意点
消化機能には個人差があります。
持っている消化酵素や免役力により、
消化できる量・消化できるor出来ない・アレルギー
があるからです。
そのため、全ての方に良い働きをするとは限りません。
1つの物に特化する、また、大量に摂ることは避けましょう。
幸い、食による腸活は便通やガスなどから判断することが可能です。
小腸による消化や便が出来る時間を考えると、2~3日、もしくはそれ以上かかることもありますので、食した翌日などにすぐに判断せずに様子を見ましょう。
消化は、ストレスなどにも左右されます。
生活のリズムや仕事の状態も加味しながら「腸活」することをおススメします。