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腸活って??

腸ってなに?

腸は、カラダの中心部、おへその辺りに位置しています。

​小腸と大腸を合わせて「腸」

腸の位置.jpg
小腸.jpg

小腸は約6mの長さがあり、クネクネと曲がることでお腹に収まっています。

上部(胃の方)から3つに分かれており

十二指腸

空腸

回腸

と呼ばれています。

働き

①腸壁から栄養素を血液中に吸収

②消化

③免疫

④神経伝達物質産生

⑤ビタミン産生

⑥腸のエネルギー源産生

​⑦解毒

です。

大腸は、約1.5m。

小腸を「のの字」に取り囲むようにして存在し、肛門へとつながります。

働き

①水分の吸収

②ミネラルの吸収

③便を作る

​です。

私たちのカラダは○○で出来ている

よく「私たちのカラダは、食べたもので出来ている」
と言われますが、それは間違いです。

小腸・大腸の働きから見ると、
正解は、「私たちは吸収した物から出来ている」です。

 

ちなみに、

栄養素の「吸収」のメインが「小腸」。

水分の「吸収」は「大腸」

「腸」というと、「便通」のお悩みを上げることも多く、「便秘」が原因で不調が起こると考えますが、「便」に関わるのは「大腸」。
でも、カラダを作り上げるには「小腸」+「大腸」。

「小腸」も含めて「腸」なので、「小腸」と「大腸」を整えること本当の「腸活」になります。

元気な腸.jpg

​快便とは?

便通は「通じのお便り」のこと。

消化管は、口→食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→肛門→外

へとつながる1本の管。

​実は、カラダの中にありながら、外界とつながっている器官です。

この通りのお便り=お知らせが

「便」

「便」を見れば、消化器系の働きが分かるという事です。

ちなみに良い便通・快便(良い腸内環境)とは

たいして力まず、スルッと出て、黄色いバナナ状で、水に浮く。

​においもなく、残便感がない

です。​

便通.png

腸脳関係

腸は「第2の脳」と言われています。

「腹が立つ」「太っ腹」「腹をくくる」「腹の虫が治まらない」「腹黒い」「腹を割って話す」「腑に落ちない」など私たちは、ココロ(脳)とお腹(腸)を結びつける言葉を知らず知らず使用しています。

ココロ(脳)とお腹(腸)の関係性について知識があるわけでもなく、経験的になんとなく気づいて、言葉として表現もしています。

 

人前で発表したり、試験を受ける前は腹痛をもよおしたり下痢したり、旅先では便秘になったり…経験をしている方も多いのではないでしょうか?

またトイレのことが気になると不安、イライラ、頭痛、不眠となり、

自律神経失調をきたし、便秘、下痢、腹痛を生じ、ますます悪循環に陥ってしまします。

このような病態は一般に過敏性腸症候群(IBS)といわれていますが、

医療機関を訪れて検査を受けても異常ありませんよと。

市販薬でなんとか我慢し、半ばあきらめて過ごすことはよく見かけられます。

この原因としては脳や自律神経や内分泌、神経伝達物質などが相互に関与しているため、これらの関係を脳腸相関と呼ばれています。わかりやすく言い換えれば「腸は心の鏡」であり、同時に「心は腸の鏡」でもあるわけです。便秘が続くとニキビが出来るも、まさに体内の状況が体表に現れています。

そのため腸は「第2の脳」といわれきましたが、最近では腸はひょっとすると「第1」なのでは?と思われる報告がたくさんあるのです。

私たちのカラダは「腸」から作られる!

ヒトは、卵子と精子が出会って受精卵となり、成長し、十月十日の時間を経て、新しい世界へ

その最初の受精卵の外側がくぼみ、その口が閉じ、最初に作られるのが、「腸」。その腸がのびて「口」と「肛門」ができます。さらに栄養をためる「肝臓」が出来る。身体の器官系としては、消化器系が最初に作られる。

食を消化し排泄する大切さを感じます。

そして、酸素をためる「肺」ができ、上の方が膨らみ「脳」ができます。

 

脳は腸の出先機関として進化した?とも思ってしまいます。

 

ちなみに無菌マウスの脳を調べると、学習能力がなく、性格も無気力で、無謀な行動をするといいます。

腸内細菌がいないと、脳が育たないわけです。

また進化の過程においても脳のない生き物はいますが腸のない生き物はいません。

クラゲやイソギンチャクは腸はありますが、脳はありません。

生物の進化においても、まず腸ができ、その周りに神経系ができ、脳(中枢神経系)ができるのはその後です。

生物にとって「腸こそ生命の起源」といっても過言ではありません。

米科学アカデミー紀要 2011より

腸は独立系!

腸には脳に次いで1億以上の神経細胞があります。

これは脊髄や末梢神経系より多く、脳とは独立して自らの判断で消化・吸収・排泄などの重要な機能を果たしており、新生児期の脳(無力な脳)でもなんら問題なく腸管機能が保たれていることを考えると妥当なことに思えます。自律神経と言われる所以でもあります。

腸は汚いと性格が悪い!?

腸には迷走神経という太くて大きな神経が埋め込まれていますが、その神経繊維の90%が腸から脳へと情報を運んでいることが明らかになってきました。言い換えると、脳は腸からの信号を感情として解釈し表現しているのです。

第六感のことを英語では「gut feeling」といいますが、ここでいう「gut」は腸のことであり、腸が感じたものを第六感としている点は興味がもたれます。

またドーパミン(快感ホルモン)、ノルアドレナリン(ストレスホルモン)、セロトニン(幸せホルモン)は、

感情(性格)を支配する代表的な脳内神経伝達物質といわれています。

それらの多くは、腸(腸内細菌と共同作業)で作られています。

特に、体内のセロトニンの90%は腸に存在し、腸管の蠕動運動に関与し、多ければ下痢をきたし、少なければ便秘になります。脳内に存在するセロトニンは2%のみです。

うつ病の人は脳内のセロトニンが少ないといわれており、セロトニンが増えれば幸せな気持ちになります。

セロトニンを増やす操作と深くかかわっているのが腸内細菌(特定の腸内細菌が明らかになっています)であり、まさに「腸」を整えれば「ココロ」が整うのです。

「ココロ」が整うと「ココロの余裕」になりますね。自然と関わる人に優しく大らかな気持ちで接することが出来ます。

性格美人です。

​ちなみにセロトニンは、ストレスホルモンであり、交感神経をONにするノルアドレナリンの暴走を抑制する働きもあります。

ノルアドレナリンが暴走すると、攻撃的になるので、ちょっとしたことにイラついたり突っかかったり。

性格ブスです…

人の性格は腸が作り、腸が整っていると性格美人になれるかもしれません。

そして、快腸=腸内環境が良い状態だと、快便になり、そんな日は、気持ちもスッキリ幸せな時間で過ごせますね。

腸が免疫力をUp!

腸には体内の70%という大量の免疫細胞が存在しており、これは腸関連リンパ組織といい、外部からの細菌や食事性の毒物などの侵入を撃退してくれています。

私たちは口から摂取するものにどのような菌がいて、体にとって有害かどうかは、見た目や匂いくらいしか判別できず決して脳で識別できないため「食べろ」と指令を出します。

しかし腸に危険な食物が入ると、腸の神経細胞や免疫細胞が判断し吐き出したり下痢を起こさせます。腸から栄養や水分が吸収されるので、本当の意味で最後の砦なのかもしれません。(なので、下痢の止瀉薬の使用は慎重に)

腸は病気にならないように懸命(賢明)に働いているのです。

腸と免役.jpg
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